朝のゴミ出しミッションと、遠すぎる「FIRE」への道
朝一番のミッション、「ゴミ出し」を完了させる。
我が家の平和を守るための、私の数少ない確実な仕事の一つだ。
その後、いつものように車のハンドルを握り、片道1時間の通勤ドライブが始まる。
道中はラジオをBGM代わりに流し、車内だけはパーソナリティのどうでもいい雑談で満たして現実逃避をする。
無事に会社に到着し、いつものデスクに座る。
PCを立ち上げ、一応今日のタスクリストを開いて確認してみる。
……うん、やっぱり今日も、細胞レベルでやる気は起きない。
よし、今日は絶対に「早上がり」しよう!
朝の段階で、すでに私の心は定時退社、いやフライング退社に向けて走り出している。
業務開始の時間が過ぎ、私が最初に行う毎日のルーティン。
それは仕事のメールチェックではない。「株価の確認」だ。
証券会社のアプリをこっそり開き、微々たる資産の推移を無表情で眺める。
巷でもてはやされる「FIRE(早期リタイア)」なんて、今のペースでは来世になっても届かないだろう。
それでも、いつかこの量産型の日常から抜け出せる日を夢見て、地味な投資信託の積み立てだけはコツコツと続けている。
塵も積もればなんとやら、である。
さて、株価のチェックも終わったことだし、そろそろ本気で「仕事してるフリ」の準備に取り掛かるとしよう。
全国の同志たちよ、今日もいかに体力を温存し、いかに早く帰るかだけを考えて、この長い1日をやり過ごそうではないか。
【初投稿】重たい体と月曜日の憂鬱。量産型サラリーマンの記録
月曜の朝。重たい体を無理やり起こし冷たい水で強制的に目を覚ます。
1週間の憂鬱の始まりだ。
片道1時間、往復2時間の車通勤。
ハンドルを握りながら、今日も代わり映えのしないバイパスの渋滞に巻き込まれる。
ただ前の車のテールランプをぼんやり追うだけの、しがない「量産型」だ。目的地は遊園地でも動物園でもなく、いつもと同じオフィスである。
タイムカードを切り、自分のデスクに座る。
PCを立ち上げ、未読メールの山を眺める。
やるべき業務は確実にあるのだが、どういうわけか細胞レベルで「やる気」が目覚めない。私のモチベーションは、どうやら今朝の通勤ルートのどこかに落としてきたらしい。
さて、ここからが私の腕の見せどころだ。
いかに「仕事に忙殺されている感」を周囲に醸し出すか。
とりあえず、意味もなく一番容量の重いExcelファイルを開く。
無表情のまま、セルを無駄に範囲選択しては解除する。時折、画面から目を離して斜め上を見つめ、いかにも複雑な課題に直面しているオーラを放つ。
極めつけは、タイピングの最後に「Enter」だけをターンッ!と強く叩くことだ。これで周囲には「仕事に没頭しているビジネスパーソン」として映っているはずだ(と固く信じたい)。
こっそりPC画面の右下を見る。
まだお昼にもなっていない現実に静かに絶望する。
今日も今日とて、目立った成果を全く上げていない自分に乾杯。
全国にいる数百万の「量産型」の仲間たちも、今頃どこかで無意味にExcelのスクロールバーを上下させていると信じて、今日の定時退社に向けて全力を尽くそうと思う。
このブログでは、こんな生産性のない毎日を淡々と記録していく。
同じように「仕事してるフリ」を極めし同志たちに、ほんの少しの共感と暇つぶしを提供できれば幸いだ。